紅玉いづき「毒吐姫と星の石」
- 作者: 紅玉いづき,磯野宏夫
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/11/10
- メディア: 文庫
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人喰三部作第一弾、デビュー作の続編。
この作品については色々言いたいことはある。その後のミィがフクロウと幸せに過ごしていることがまず嬉しい。真昼姫、の称号のように、周囲を明るくする。
クローディアスの、諦念している覚悟というのかなー。王たる生活を過ごすことを覚悟していると同時に諦めて、でも受け入れている。これを感じ取ると、最初の頃の印象からだいぶ変わる。成長して良かったー、といえる。
「なぜ死ななかったのか」
「生きて答えを探してやる」
クローディアスの触媒となるのが、毒吐姫こと、エルザ。一応の主人公だけど、なんだろうなー、エルザというよりも、ミィやクローディアスの方が印象に残ったなー。
この世界、好き。読んで良かった作品。