最近読んだもの
- 野村美月「朧月夜 ヒカルが地球にいたころ」
“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4) (ファミ通文庫)
- 作者: 野村美月,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/04/28
- メディア: 文庫
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黒幕のお兄ちゃん・帝門一朱が登場して、今までのラブコメ模様から一気に緊張感が高まった回でした。今回のメインは、朧月夜こと、右楯月夜子。
ぼくは何をしても許される身分なんだよ
同じ言葉でも、ヒカルと一朱で意味が変わる。月夜子を脅し、拘束し、閉じ込める一朱と、赤錆色の髪の毛も素敵だと言い、月夜子に自信をつけさせるヒカル。今回は、一朱は、是光が倒したけど、さらなるボス・三の宮がいることは伏線で張っている。誰なんだ・・・?
ところで、是光と葵ちゃん、完全にデキますな。ピンチのときに駆けつけるなんて、ラブコメ主人公度MAXな行動じやないですか。では、帆夏さんとはどうなるの? 恋する乙女で終わらせるんですか?
- かじいたかし「僕の妹は漢字が読める」4巻
- 作者: かじいたかし,皆村春樹
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2012/04/27
- メディア: 文庫
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なんか知らないけど、4巻まで来てしまいましたね。今回は、ほぼラブコメになっている(ような気がする)。そろそろ飽きたので、適当にシリーズ終わらせて、この作者の別な作品読みたい。
- 西野吾郎「SUSHI-BU!」2貫目
- 作者: 西野吾郎,よう太
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/05/30
- メディア: 文庫
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意外なところで手に取る機会があり、購入することになったこのシリーズ。1巻は、キワモノ扱いで読んでみたら意外と面白かったので、2貫目も購入。
感想を言うと、えっ! もう終わってしまうの・・・?と。人気が無かったのか、作者が今後の展開を考えられなくなったのか・・・
今回は、江戸前寿司部の部室をかけた料理勝負のお話。
テンポの良い文体でボケとツッコミの応酬で進む展開、個人的には好きですよ。ヒロインの葵ちゃんは可愛いし。ツンデレ極まって暴力って凄いですね。リアルだと実際に嫌われますよね。そして主人公から嫌われています。そんな避けられヒロイン・葵ちゃんを迎え撃つカツオも、天然行動で、葵ちゃんの恋心も引き寄せます。裏目に出るけどね。
そして、脇役も味出しています。前回、いい味出していた脇役は、ヤスとアニキ。今回は三原トリオ*1ですかね。
んー、これで終わってしまったのが残念な展開。作者の別作品に期待します。
- 高岡杉成「こわれた人々」
- 作者: 高岡杉成,モフ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/05/18
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最初は中二病患ってる痛い人の話かと思ったら、現代一人だけファンタジーをやっている人と、日常世界にすむ人たちの話ですね。
個人的には、、じぶんのことをわかってくれないことを"諦めている"向井城介に共感するし、似たような感情は持っていた。だから、ところどころで、過去の自分を見ているような。そして、昔の自分が思っていたことを言語化して説明してくれたような。
でも。でもでも。でもでもでも。
一人で居ることは不可能なわけで。独りになれないから、たまには人を好きになるわけで。一人で閉じこもっていると、関わってくる人を勝手に侮辱にすることにも、なるわけで。独りになるということは、自分がわからないことを避けて、わかるものに逃げ込むわけで。
痛い。自分の経験も含めて。ストレンジボイスを出したガガガ文庫だから、出てきた作品だと思います。
*1:名前に"原"がついているから。無駄に高スペック。